旅をするように本を読む。私たちの「ヒロインの旅」読書会、残り3回です

2018年1月から毎月開催している私たちの「ヒロインの旅」読書会。
友人の三上薫ちゃんと一緒に場を創っています。

薫ちゃんは、元公認会計士、
私は、元弁護士。

学歴や経歴だけみると、まあ立派なのですが
そんな肩書きを背負って女性として今の社会で生きていくことの
困難もあるよね、、、と意気投合したりしながら。

2105年に知り合ってから3年経ちますが、
お互い人生における大きな転換期を歩んできました。

薫ちゃんに初めて会ったのは2015年2月、ハワイ島コナの空港でした。

すっかりハワイに魅せられている私ですが、
そのきっかけをくれた友人・生田早智江さんが主催するリトリートプログラムでご一緒しました。

ハワイ2018年1月から月1回定例で開催している「ヒロインの旅」読書会。

ヒロインの旅 ──女性性から読み解く〈本当の自分〉と創造的な生き方」モーリーン・マードック著(amazonリンク)

読書会と銘打っていますが、本は読んでいなくてもOK、
本の各章のテーマをモチーフに分かち合い、語り合うスタイルで開催しています。

昨日のテーマは、第7章「女性性を見直す」でした。

ヒロインの旅のサイクル。「女性性からの分離」で始まり、「男性性と女性性の統合」で終わる。

なかなか興味深いでしょ?

そして、サイクルは1週で終わりではなくて、らせん状に続いていくのだと思います。

読書会に来てくださる方は、本を読んでいる方も、本は持っていないけどタイトルやテーマが気になって!という方もいらっしゃいます。

年代も、経歴もさまざま。

だけれども、それぞれの人生を振り返ったとき、
本で紹介されるエピソードや神話、そしてこの「ヒロインの旅」の円環を見て、

「わかる!!」

「今のわたしはここにいるのか」

「あのときの体験は、こういうことだったのだ」

と腑に落ちることがあるようです。

昨日は、参加者の方に引き出していただいて、
私も、自分の「旅」を久しぶりに振り返って語る機会を持つことができました。

2014年ころ、私の人生は激動で。
まさに「通過儀礼と女神への下降」(第6章)のプロセスの真っ只中でした。

これまで当たり前と思っていたことが、次々と崩れ落ちて、
身ぐるみはがされたような状態でした。

心の深層と向き合うことを「冥界下り」、「魂の闇夜」、「鯨の腹」、「闇の女神との出会い」などと呼ぶ。
表面上は鬱や落ち込みに見えることもある。
人生観が覆されるほどの出来事が引き金になることが多い。
身近な人の死。
娘や母、恋人や妻などの役割が終わる時。
大病や事故、自信喪失、転居、大学中退、依存症治療、失恋などもそうだ。(131ページ)

でも同時に私の人生において、かけがえのない大切な体験だったということも今はわかります。
自分の本質に否が応でも向き合い、自分を理解し、愛し、再生していくプロセスでした。

男は光へ上昇しようとするが、女は内面の底に下りて自分に立ち返ろうとする。「土に触れて帰り道を探す」という表現は女の通過儀礼のプロセスに当てはまる。女のスピリチュアルな体験は自己の深部に入ることで起きる。(133ページ)

誰もが冥界下りを避けようとするが、いつか必要に迫られる。華々しさはないが強くなれるし、自分のことがよくわかる。(135ページ)

冥界の底まで下りきったとき、世界は反転して再び光の世界へと戻っていきます。
そして、女性は自分の内なる「女性性」を見直すことになるのです。

私自身も、2015年ころから「女性性」をテーマにした活動に導かれていて、
まさにその通りだなぁと実感があります。

昨日の読書会では、「女性性」の象徴として古今東西の女神の像を並べてみました。

なんと、まあバラエティ豊かです!

どの女神も「女性性」を体現していて、唯一無二の存在感。

現代の私たちがとらわれている
「女はこうあるべき」、「女らしさ」のステレオタイプを見事に打ち砕いていませんか?

女神たちの姿は、私たち女性の姿そのものです。

ただ美しいだけじゃない。
荒れ狂ってみたり、野生的だったり、挑発的だったり。
それも含めた魅力です。

参加者同士で、どの女神が好き?嫌い?気になる?と語り合って、
盛り上がりました。

女神の写真や絵は、こちらの本から拝借。

女神のこころ 」ハリー・オースティン イーグルハート著(amazonリンク)

第1部 創造
第2部 変容
第3部 祝祭
という構成で、世界各地の女神像99点が収録されています。
解説もとても面白いです。

ちなみに私は、こちらの観音の写真にとても惹きつけられました。

アメリカのカンザス州にあるネルソン・アトキンス美術館(https://www.nelson-atkins.org/)のコレクションだそうです。

このリラックス感がたまらない!
高邁なのに、親しみやすい。

こんな女性になりたいものです。


「ヒロインの旅」読書会、残すところあと3回となりました。
各章のテーマをモチーフにしたフリートークと場にあわせたミニワークを行っています。

初めての方、おひとりでの参加も大歓迎です。
気になる方はぜひお越しくださいね。

<今後の開催予定/いずれも19時から21時、都内会場にて>

  • 9月19日(水) 第8章「母/娘の断絶を癒す」
  • 10月26日(金) 第9章「ハートがある男を探して」
  • 11月16日(金) 第10章「二元性を超えて」

私たちの「ヒロインの旅」読書会
公式ウェブサイト:https://peraichi.com/landing_pages/view/hrj2018
Facebookページ:https://www.facebook.com/heroinejourneys/

読書会紹介の動画はこちら(主催者の鈴木麻子&三上薫対談)
https://www.youtube.com/watch?v=Hofz1i9cmlo

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